長崎大学大学院医歯薬学総合研究科臨床感染症学分野 長崎大学病院感染制御教育センター
2017 年 106 巻 11 号 p. 2333-2340
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近年の医療技術・治療の進歩により,深在性真菌症は増加の一途にある.一方で,専門医は少なく,一般的に発熱性疾患で本症の鑑別を行うことは難しいため,診断が遅れ,不幸な転帰を辿ることも予想される.基礎疾患を有しない場合でも発症するクリプトコックス症,輸入真菌症は不明熱の原因疾患として特に重要である.また,深在性真菌症の発症リスク因子についても改めて認識し,不明熱の鑑別疾患として認識しておく必要がある.
日本内科学会会誌
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