九州大学大学院包括的腎不全治療学
2017 年 106 巻 5 号 p. 926-935
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慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者における認知機能障害は,貧血,酸化ストレス,レニン・アンジオテンシン系に加え,脳血管障害も大きな要因であり,その予防は極めて重要である.脳血管障害には,高血圧,脂質異常症,貧血とその治療に加え,最近,透析例において血清リン濃度の関与も指摘されている.心房細動合併CKD患者に対する抗凝固療法は,保存期CKD患者では有用性が示されているものの,血液透析患者ではいまだに結論が出ていない.
日本内科学会会誌
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