日本内科学会雑誌
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I.咳嗽・喀痰の診かたと薬物療法
原 悠長澤 遼田上 陽一金子 猛
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2021 年 110 巻 6 号 p. 1063-1070

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抄録

咳嗽と喀痰は,医療機関受診時の主訴として最も多い症候であるため,全ての臨床医が日常診療で遭遇する可能性がある.従って,咳嗽と喀痰を来たす病態や疾患を十分に理解しておくことが重要である.肺結核や肺癌等診断と治療が急がれる疾患,慢性呼吸器疾患等専門医による診療が必要な疾患を鑑別する.また,咳嗽と喀痰の治療の基本は,原因疾患に対する治療を行うことであり,鎮咳薬や喀痰調整薬は対症療法である.

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© 2021 一般社団法人 日本内科学会
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