慶應義塾大学内科学(神経)
2021 年 110 巻 8 号 p. 1611-1616
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免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitors:ICIs)による治療が広く行われるようになるにつれ,免疫関連有害事象として発症する神経系疾患の臨床特徴が明らかになってきた.中枢から末梢神経に至る神経疾患や筋疾患等多彩であり,その頻度は軽微なものを含めるとICIsを使用したがん患者の3~5%で発症する.ICIsの開始早期に発症することが多く,日常的に経験する神経系疾患とは異なる臨床像を呈する.
日本内科学会会誌
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