帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学
2024 年 113 巻 6 号 p. 923-931
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,肺の慢性炎症を特徴とする疾患であり,好中球性炎症や,Type 2炎症を標的とした抗体製剤の開発が行われている.好中球性炎症を標的としたTNF-α抗体などの有効性は示されていないが,Type 2炎症については,血中好酸球増加を伴う症例において,IL-5やIL-4/IL-13阻害薬の有効性が示されている.PDE4阻害薬は,経口薬の有害事象が多く,吸入薬の開発が進められている.
日本内科学会会誌
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