日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
今月の症例
多彩な臨床症状を呈した腎血管性高血圧症の1例
宮崎 邦夫岩津 好隆斎藤 修橋本 安紀子武藤 重明草野 英二勝木 孝明島田 和幸菱田 良平中野 今治
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 95 巻 5 号 p. 942-944

詳細
抄録

症例は強直間代性痙攣および意識障害を主訴に入院した19歳女性. 腎血管性高血圧症による可逆性後部白質脳症と判明し, その他に漿液性網膜剥離, ネフローゼ症候群およびHyponatremic hypertensive syndromeを認めた. 経皮的腎動脈バルーン拡張術を施行後, 血圧は正常化し, 全ての症状は改善した. 多彩かつ稀な臨床症状を呈した腎血管性高血圧症を経験したので報告する.

著者関連情報
© 2006 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top