東京女子医科大学血液内科
2010 年 99 巻 6 号 p. 1213-1219
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日常診療において最も頻度が高く,どんな専門分野の医師でも遭遇する貧血が鉄欠乏性貧血である.栄養状態に恵まれているにもかかわらず,わが国では増加している貧血でもある.一見単純にみえるこの貧血は,さまざまな病態を背景に持っている.鉄欠乏性貧血は一つの疾患であると同時に一つの症候でもある.検査データを正確に判断しその背景を探り的確に診断をすることが,再発を防ぎ隠れた基礎疾患を見出す上で重要である.
日本内科学会会誌
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