九州大学第二内科
1990 年 79 巻 1 号 p. 65-70
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脳血管障害を伴っても高血圧が持続すれば,再発防止のために降圧治療は欠かせない.発作後1ヵ月をすぎた高血圧者がその対象となる.治療に際しては, 1)降圧目標レベルは重症度,年令を考慮する, 2)合併症を伴わない高血圧者よりはやや高めに血圧を保ち,とくに脳梗塞例では下げすぎない, 3)降圧は焦らず2ヵ月を目標に緩徐に行う. 4)降圧薬はCa拮抗薬, ACE阻害薬など脳循環に悪影響の少ないものを選ぶ, 5)脳血管拡張薬を併用する.
日本内科学会会誌
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