宗像医師会病院
九州大学医学部第一内科
1991 年 80 巻 1 号 p. 102-103
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症例は18歳,男性. 7歳頃より眼球黄染に気づくが,時々生じる全身倦怠感のほかは自覚症状はなかった.入院時血清総ビリルビン値11.6mg/dlのうち,間接型が11.2mg/dlとほとんどを占めていた.腹腔鏡,肝生検所見には異常なく,肝組織UDP-グルクロニル・トランスフェラーゼ活性は低下していた.血清ビリルビン値の低下にはフェノバルビタールが有効であった. Crigler-Najjar症群詳II型の予後は良好であるが本邦での報告は極めて少ない.
日本内科学会会誌
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