厚生連加茂病院内科
1993 年 82 巻 11 号 p. 1880-1881
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症例は54歳男性.腹部超音波検査にて肝臓の内部エコーは不均一で,斑上高輝度エコーが多数存在し,肝硬変が疑われたが,直径1cm以下のcystic lesionの散在も認められた.腹腔鏡検査では,肝表面に乳白色や暗緑色の小嚢胞が散見された.肝生検では慢性肝炎非活動型の像とともに,一部胆管の嚢腫状拡張がみられ, von Meyenburg Complexと診断.同疾患は肝硬変類似の超音波像を示すことがあり注意が必要である.
日本内科学会会誌
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