新潟大学脳研究所神経内科
新潟大学医学部第一内科
新潟大学歯学部歯科放射線科
1995 年 84 巻 7 号 p. 1161-1162
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慢性骨髄性白血病に対する骨髄移植60日後に発症したシクロスポリン(CS)脳症を報告する. CS投与中に意識障害,けいれん,髄膜刺激症候,眼球運動異常,失調が急性に出現. CS中止により症候は速やかに改善した.本例は失調が高度で,頭部MRIで小脳腫大とT2強調画像で小脳に高信号域を認めた. CS投与中には,本薬による中枢神経障害の可能性に注意する必要がある.
日本内科学会会誌
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