徳島大学医学部病態栄養学
1996 年 85 巻 7 号 p. 1029-1033
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近年の分子生物学の発展により,腸管での栄養素吸収の分子機構が明らかになってきた.糖質の吸収は能動輸送と促通拡散を示す特異的なグルコース・トランスポーターによって行われる.アミノ酸およびペプチドに対しても中性,塩基性,酸性アミノ酸およびペプチドのトランスポーターが小腸上皮細胞の刷子縁膜や側底膜に存在して,特異的な輸送系を構成している.さらに,これらの輸送を調節すると思われる分子も明らかにされている.
日本内科学会会誌
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