新潟大学医学部第一外科
1996 年 85 巻 7 号 p. 1072-1078
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短腸症候群およびblind loop syndromeは外科的処置によって生ずることが多い吸収不良症候群の1つである.短腸症候群は原因疾患のため余儀なく施行された小腸広範切除の結果生ずるものがほとんどで,各病期にその病態生理の特徴があり,その病態に適した管理が必要となる.一方, blind loop syndromeの本態は小腸内細菌叢の異常増殖によることから,近年ではbacterial overgrowth syndromeとして包括されており,この病態について解説したい.
日本内科学会会誌
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