埼玉医科大学総合医療センター第四内科
1999 年 88 巻 12 号 p. 2400-2406
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カリウム(K)は細胞膜電位の維持に関与するため筋肉の収縮・弛緩に関係し, Kの異常では神経,筋症状と心電図異常が問題となるが,重篤な心電図異常を呈する高K血症や低K血症では緊急の対処が必要である.一方,ナトリウム(Na)は血清浸透圧を規定する主要な電解質で, Naの異常では浸透圧の変化に対応して中枢神経細胞の容量調節機序が変化しており,特に低Na血症の急速な補正は橋中心性髄鞘壊死を引き起こすので注意が必要である.
日本内科学会会誌
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