関西医科大学第三内科
2004 年 93 巻 1 号 p. 45-50
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慢性膵炎は慢性に進行する膵の炎症であるが,原因の多様性とともに初期病変の病態や発症機序,形態と機能の相関,急性膵炎との関連性なども不明な点が多いために,病期に応じた治療の選択が求められる.日本膵臓学会の慢性膵炎臨床診断基準2001に必ずしも合致しない膵炎として慢性閉塞性膵炎,藤管狭細型膵炎,慢性膵炎の疑診例,腫瘤形成性膵炎がある.診断基準を満たす典型的な慢性膵炎および特殊型膵炎についてその病態と治療に関する最近の知見を述べる.
日本内科学会会誌
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