2016 年 3 巻 p. 112-129
少子高齢社会の進展とともに、人々の生き方や家族・世帯形態が多様化してきた。その中で、単身世帯が増加し、その傾向は今後さらに進むものとみられている。今回で4回目となる当調査では、近年の生涯未婚男性の増加やジェンダーの観点から、従来、女性のみに限っていた調査対象を男性にも拡大させた。
調査はインターネット調査であり、2015年12月10~14日に実施した。調査対象は全国の40~59歳の生涯未婚の男女であり、有効回答者数は2,275人。主な調査項目は、仕事、家族・家計、住まい、今の生活、老後の生活、の5項目であり、調査票は本論文の末尾に示したとおりである。