(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター
(株)オー・ケー・シー
2019 年 59 巻 1 号 p. 18-23
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一般に凝着しやすいチタンは耐摩耗性が劣り工具などに向かない。ところがβ型チタン合金は摩擦する相手によって凝着反応が異なり,SUS304と比べ人工皮質骨や牛骨とのほうが少ない摩耗量となった。さらに浸酸素処理と時効硬化処理によって表面を硬くしたβ型チタン合金製ドリルは市販されているSUS420J2製ドリルに比べ人工皮質骨に対して耐摩耗性を有することから,β型チタン合金に浸酸素処理と時効硬化処理を施せば医療工具材料として使える可能性がある。
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