信 州大学先鋭領域融合研究群先鋭 材料研究所/繊維学部化学・材料学科
2021 年 42 巻 2 号 p. 68-74
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アリル位にハロゲン原子などの脱離基を導入したメタクリル酸エステルは,アミンやカルボン酸,チオール,フェノールなどの求核剤と塩基存在下で置換反応を起こす。この反応は共役置換反応と呼ばれ,室温・大気下でも効率よく進行する。著者らは共役置換反応の優れた性質を,高分子の合成や修飾,主鎖切断反応に応用してきた。本論文では,共役置換反応を用いた,主鎖にアクリル骨格を導入した不飽和ポリエステル(ポリ共役エステル)の合成と分解,硬化について述べる。
熱硬化性樹脂
ネットワークポリマー
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