熱硬化性樹脂
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アミノアルキド樹脂系塗料の硬化反応機構の研究 (1) メラミン樹脂分子種の検討
押久保 寿夫八矢 利幸田沼 恒夫深沢 正人
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1990 年 11 巻 4 号 p. 210-218

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抄録

最近, 塗料業界では焼付け乾燥炉の省エネルギー化のために短時間焼付けあるいは低温焼付けのできる塗料樹脂の開発が望まれている。
本報では, 短時間焼付け可能な塗料を設計するため, アミノアルキド樹脂系塗料について硬化剤成分として使用されるメラミン樹脂の反応性を知る目的で, 大容量GPCクロマトグラフを用いて分子量別に分取し, 各分取品の官能基量を測定した。次に, アルキド樹脂と組合せたときの熱硬化反応過程で発生する揮発物から硬化反応の進みかたの手がかりを得ると共に, 硬化塗膜物性から短時間硬化の可能性を明らかにした。
その結果, メラミン樹脂の高分子量体が短時間硬化に適していることがわかった。

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