熱硬化性樹脂
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TBAによるレゾールの硬化特性の検討 (II)
酸および塩基触媒の添加効果
福田 明徳植沢 吉恒堀内 光
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1983 年 4 巻 3 号 p. 128-134

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抄録
合成時に使用した水酸化ナトリウム触媒を除去したレゾールの熱硬化反応に対する, 酸性および塩基性硬化触媒の添加効果を検討した。触媒として水酸化ナトリウムとp-トルエンスルホン酸 (PTS) を用い, それぞれ, その所定量を添加したレゾールの恒温下および等速昇温下における硬化挙動をTBAを用いて測定した。
レゾールの硬化速度はPH4~6で最小であった。触媒の硬化促進効果をその添加量で比較すると, PTSの方が顕著に大きかった。硬化過程におけるゲル化と硬化は, 水酸化ナトリウム触媒の場合ではそれぞれ同程度に促進されたが, PTS触媒ではゲル化の方が大きく促進された。触媒の種類による硬化の見かけの活性化エネルギー値の大きさの順序は, 水酸化ナトリウム>PTS>無触媒であった。水酸化ナトリウム触媒ではゲル化の見かけの活性化エネルギー値の方が, 硬化のそれよりも大きかった。以上の結果から, レゾールの硬化機構が酸性領域と塩基性領域とで異なるものであると推定した。
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