抄録
フェノールフォームは古い歴史を持つプラスチックフォームであり, 優れた耐熱性, 耐炎性, 低発煙性と良好な断熱性と吸音性を有している。一方欠点としては脆いことがあげられ, その用途も比較的限られており, またその生産量も少なかった。その後特性の改良が数多くなされてきたが, 最近では一般建築物用の屋根材, 内壁・間仕切り材, 軽量サンドイッチパネルなどの断熱材, 吸音材, 耐燃材としてその使用量が漸増している。また冷凍倉庫, 特に液化天然ガスタンカーのタンク保冷材としても実用に供せられている。本稿ではフェノールフォームの一般的な製法の概略と, 製法の改良品および用途面での最近の二, 三の動向について述べる。