熱硬化性樹脂
Online ISSN : 2186-5361
Print ISSN : 0388-4384
ISSN-L : 0388-4384
フェノール樹脂とKoppeschaar臭素化法
合成樹脂化学史ノート(第19報)
鶴田 四郎
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 5 巻 3 号 p. 175-187

詳細
抄録
1876年W.F.KoppeschaarはBromide-Bromate液に酸を加えて発生する活性臭素をフェノールに反応させ, その反応量を容量分析的に測定してフェノールの純度を決定する方法を発見した。その後多くの化学者は臭素がフェノール類の水酸基のο-またはρ-位に反応するという原則を追求し乍ら分析法を種々改良し, 最近ではフェノール樹脂の生成反応にもこれを応用しようとしている。本報ではこの方法の1世紀に亘る足取りをL.V.Redman, A.J.Weith, F.P.Brock (1913), A.R.Day, W.T.Taggart (1928), M.M.Sprung (1941), I.W.Ruderman (1946), 瀬戸, 堀内 (1953) らの論文により解説する。なおレゾール系の中間体である多メチロール化合物では分析中に縮合が起って臭素値を低下させる場合のあることを特に指摘した。
著者関連情報
© 合成樹脂工業協会
前の記事
feedback
Top