熱硬化性樹脂
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ノボラックオリゴマーと立体異性の問題
合成樹脂化学史ノート(第22報)
鶴田 四郎
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1985 年 6 巻 2 号 p. 112-124

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抄録
1954年から約5年間にMonatshefte Chemie誌上に発表されたG.Zigeunerとその共同研究者らの “合成樹脂の権造” という10報に亘る連続報を紹介した。彼らはフェノール樹脂またはその中間体を酸化分解すると同時にトルイジンやキシレノールを反応させるという方法で, ノボラックオリゴマーのうち2核体と3核体を多数合成した。そして1955年融点を2つ持つ3核体を2種発見した。これは1948年MegsonがStuart模型からその存在を予想した立体異性体に該当する。本報ではMegsonの考えを併せ紹介し, Zigeunerらの研究を学ぶことによって “ノボラックオリゴマーと立体異性の問題” が実は全く未開拓な分野であることを述べる。
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© 合成樹脂工業協会
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