抄録
アンモニア・レゾール生成時の活性触媒に関する庄野, 井本 (英) 博士らの説を証明する準備として, その周辺の化学を調査した。まず第1章の “アンモニア・アルデヒド” ではJ. Burke (1947) の論文を指針としてM. Nencki (1874), A. E. Dixon (1892), J. R. Feldman, E. C. Wagner (1942) らの論文を紹介し, 樹脂中に-CH2NH2基があれば脱アンモニア反応が起こり容易にジベンジルアミン結合-CH2-N-CH2-が出来るとの示唆を得た。第2章ではジベンジルアミン結合の生成, 分解に関するK. HultzschとG. Zigeunerら (1942~52) の論文について述べ, 第3章ではH. A. Bruson (1936) のエタノールアミン, ホルムアルデヒドとフェノール類のMannich反応に関する論文を紹介した。