日本伝熱シンポジウム講演論文集
第46回日本伝熱シンポジウム
セッションID: G-143
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G-14 蓄熱・蓄冷
再生医療用恒温輸送容器の開発
第3報,小型輸送容器の試作と性能評価
*藤居 達郎関谷 禎夫楠本 寛井沼 俊明
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
角膜や関節などの新規治療法として期待される再生医療の実用化技術として、再生組織を36℃前後に温度維持する恒温輸送容器を開発している。本報告では、これまでに検討した真空断熱材、潜熱蓄熱材、熱伝導板を用いた構造を基本とし、蓄熱や運搬を考慮して実用性を向上した小型容器を試作した。容器寸法は直径250mm、高さは前回試作の1/2である190mmである。温度維持実験の結果、試作容器は周囲平均温度3℃のもとで輸送対象を36±0.5℃に13.5時間保持し、再生組織の輸送容器として実用可能であることを確認した。
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© 2009 社団法人 日本伝熱学会
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