日本伝熱シンポジウム講演論文集
第47回日本伝熱シンポジウム
セッションID: G233
会議情報

G23 沸騰4
沸騰における伝熱面温度・熱流束の計測
*劉 維高瀬 和之
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
沸騰のメカニズムを理解するために、伝熱面表面温度・表面熱流束を同時計測できるシステムを開発した。本計測システムは、高密度に配置した熱電対素子を伝熱ブロック内部に二層に渡り装着する技術を開発し、高速度で熱起電力を記録する一次系と、二層での多チャンネルの熱起電力データから、加熱面表面温度と熱流束の変化を計測するための逆問題解析を含む二次系から構成される。伝熱ブロック内部温度を計測するために、共同陽極を持つ微細T型熱電対を開発した。本計測システムを用いて、沸騰における気泡下の表面熱流束と表面温度を計測した。大きな気泡の形成に伴う表面温度の低下および表面熱流束の上昇を計測できた。
著者関連情報
© 2010 社団法人 日本伝熱学会
前の記事 次の記事
feedback
Top