抄録
環境試験器の湿度計測において、既存の乾湿球にかわるメンテナンスフリーでかつ85℃85%などの高温高湿条件で長期使用可能な計測方法が求められている。ヒートパイプの表面温度が湿潤空気の凝縮熱によって変化することに着目し、環境試験器の槽内外に跨るように設置して、蒸発部(槽内)と凝縮部(外気)の熱収支から湿度を計測する伝熱式湿度計を開発した。その結果、高温高湿器の運転範囲(40~95℃、40~98%RH)において、ヒートパイプ表面温度、槽内空気(乾球)と外気の3点の温度を用いて湿度計測可能なことが明らかとなった。