日本伝熱シンポジウム講演論文集
日本伝熱学会創立50周年記念第48回日本伝熱シンポジウム
セッションID: H233
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H23 OS 非線形熱流体現象と伝熱2
固結しつつある液体金属塊の落下終端速度
*熊谷 一郎田坂 裕司村井 祐一
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
液体ガリウムをその融点以下の粘性流体中で落下させ、その冷却・固化過程における終端速度を計測した。Stokes近似における球の終端速度は球界面の境界条件に依存することが知られているが、固化しつつある液体金属球の表面は液体と固体の中間的な性質を持つため、それは液滴サイズや初期温度差などのパラメータに依存し、さまざまな現象が期待される。今回我々は、固―液の密度差による分裂、固体成分の剥ぎ取り現象を観察し、落下に伴う形状変化やサイズの減少を得た。本講演では、これらの現象と落下速度との関係を議論する。
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© 2011 社団法人 日本伝熱学会
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