主催: 社団法人 日本伝熱学会
伝熱面の粗面化による伝熱特性への影響を調べた研究結果は数多くあり,突起列や溝,リブレットなどが研究されてきた.しかし,ショットピーニング加工を施した伝熱面の研究の報告数は少ない.そこで,本研究はショットピーニング加工を施した粗面に着目し,その伝熱特性について明らかにした.その結果,ショットピーニングの加工条件によるが,算術平均粗さRa=5.10×10-6[m]程度までの算術平均粗さでは平滑面と同様な伝熱特性を示し,それより大きな算術平均粗さでは伝熱特性が向上した.