抄録
近年ワークステーションやサーバー等に搭載されているCPUの発熱量は増加し続けている。今後もこの傾向は変わらないと予測され,より高性能な冷却システムの確立が急務となっている.そこで著者らは,作動流体の蒸発潜熱を利用することで冷却性能の向上が期待できる流動沸騰型冷却システムの作動流体として、環境負荷の小さいHFO-1234ze(E)を用いるための設計指針を得ることを目的として、蒸発器伝熱面を平滑面、フィン面、発泡金属面及びめっき面とした場合のHFO-1234ze(E)の沸騰伝熱特性について実験的に検討した。