大妻女子大学
1985 年 34 巻 11 号 p. 33-43
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
宮沢賢治の詩集、『春と修羅』第二集は生前未刊であり、収録予定作品も不明であった。これまでの数次の全集では、賢治自身の指定した期間内の日付を持つ詩を一括して第二集と称してきた。それゆえ、「移行的」「過渡的」性格の詩集と評されている。使用詩稿用紙その他により、「序」を書いた昭和三年夏における構想を復元すると、"自然"のスケッチ集という、明確な性格を持った詩集の姿が浮かび上ってくる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら