県立真岡女子高校
1986 年 35 巻 12 号 p. 71-79
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『実践解釈学考』において垣内松三は、「直観」を理会の第一歩と考え、「直観-自証-証自証」という理会の自覚的体系を提示した。しかし、その「直観」を得る方法については具体的に示していないので、誤解を生み、今日に至っている。垣内のいう文学の理会における「直観」は「直覚」とは異なり、心理学における「意識態」のようなものである。「直観」を読みの出発点におき、より深い読みを目指した垣内理論を今日的視点から考察してみた。
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