日本文学
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定時制生徒と「セメント樽の中の手紙」(実践報告)
青嶋 康文
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1988 年 37 巻 11 号 p. 46-54

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抄録

自分が思ったこと、感じたことを、なかなか発言できない生徒に、国語の授業でどう迫るのか。文学作品を「からだで読む」ところから出発する。葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」は、多様な読みができる作品だ。生徒にその表現に注目させ、読み進めると、様々に想像をめぐらし、自分のからだで受けとめた読みを提出してきた。定時制高校での実践を報告する。

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© 1988 日本文学協会
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