愛知県立大学
1994 年 43 巻 10 号 p. 22-34
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江戸読本は商品として生産された書物であるから、本文以外の装幀や板面も読まれるべきテキストとして作られている。また新刊予告の分析を通じて作者と板元との位置を計測し直し、さらに江戸読本には書式(フオーマツト)が形成されたこと、商品価値こそが書物のメディア性を保証していることなどを論じた上で、出板流通機構という構造をみずからの中に抱え込んで、書式を踏まえなければ<作者>は書物を作れなかったことを明らかにした。
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