米沢女子短期大学
1996 年 45 巻 2 号 p. 42-49
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「十六歳の日記」の作品構造を分析し、作者にとっての作品の存在意義を考察することを意図した。<日記>「説明」「あとがき」といった構成や、敬体表現と常体表現、方言と標準語の使い分けなど、様々に工夫の凝らされた語りの在り方を考えることによって、一見事実がそのままに語られているかに見える作品が、したたかな創作意識に裏打ちされての、<ことば>の力の発見に他ならなかった所以を説いた。
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