国士館大学
1998 年 47 巻 5 号 p. 1-9
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注釈は本文に従属するので、注釈だけを取り出すことはできないが、一度、注釈が施されると、それを本文とする注釈が生まれるため、本文化した注釈を本文なみに扱ってもよいというのは、誤りとはいえないが、そうすると、注釈の問題が本文の問題と入れ変わってしまうので、結局、注釈の問題というのは存在しないのだ、といった類いの循環論を断ち切るためには、もともと、本文そのものが何かに対する注釈であった、とみるしかないのかもしれない。
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