南山大学
1999 年 48 巻 10 号 p. 27-35
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
〓氷水や冷やっこい」は常磐津「水売」だが、江戸時代の水売の売声その物を活写して妙である。常磐津・富本・清元・長唄など近世音曲には、物売や大道芸人の風俗を取り込んだ曲も多い。本稿では、これら江戸の風物詩ともいうべき曲を取り上げて、物売や大道芸人の実態がどのように曲の中に取り込まれているかを、常磐津の「乗合船」などを中心に見ていく。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら