静岡大学
2004 年 53 巻 11 号 p. 2-10
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新聞小説のもとになったと言われる続き物は、江戸戯作の作法に倣った物であるという。実際、江戸戯作の中には読者の好評を理由に当初の計画よりも長編化する作品が少なくない。定期刊行物に連続して掲載されるという意味での連載以前に、分割して出版された小説における本文生成について、『椿説弓張月」『春色梅児誉美』『道中膝栗毛』を材料に、それぞれに異なる「長編化」方法の意味を考察する。
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