東京学芸大学
2006 年 55 巻 1 号 p. 12-19
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近世における人形浄瑠璃作品は、近世以前から継承してきた語り物という財産を受け継ぎ、近世的な視点から改変を続けてきた集積である。浄瑠璃作者の「加工行為」は先行作品を踏まえながら、いかに新たな視点で、継承してきた題材を捉え直すか、その手腕が問われた。文耕堂という浄瑠璃作者に焦点を当て、三つの作品を具体的に分析すると、文耕堂の浄瑠璃作者としての斬新な着眼点と優れた手腕が見えてくる。
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