東京大学大学院
2007 年 56 巻 6 号 p. 23-32
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賀茂真淵は、当時ほとんど詠まれなくなっていた長歌を復興した。真淵は、当代の短歌に見られる言いつめた表現の弊からのがれる方策として長歌を称揚し、また、漢詩の特長である理を併せ持つという点でも長歌の重要性を説いた。さらに、その実作においては、自身の注釈において評価している万葉集の長歌の特質を積極的に取り入れ、選ばれた門人たちと場を共有して製作し、古学の実践方法としても活用している。
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