名古屋大学大学院
2007 年 56 巻 9 号 p. 12-22
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『枕草子』研究でしばしば用いられるサロンという用語をヨーロッパサロン研究を援用することによって、社交、会話をベースにした概念として再定義し、他者との関係性の中でことばが生成、解体、そして変容していく『枕草子』の開かれた言語意識について、斉信、宣方、則光との交友を通じて、ことばと<意味>の諸相を描き出す「故殿の御服のころ」、「里にまかでたるに」章段を中心に論じた。
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