立正大学
2009 年 58 巻 4 号 p. 2-14
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今日のポストモダン論は、現代の文化的状況をとらえるに際して依然として近代の枠組みを用いている。しかし、一九八〇年代フェミニズム理論は、資本主義経済下において周縁化され搾取される領域として存在する再生産の場を問うことで、近代を批判的に対象化することを目指していた。「女ざかり」をテーマとした森瑤子のテクストを通して、八〇年代フェミニズムが人間の新たな生の存在様態を探求していたことを明らかにする。
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