早稲田大学
2016 年 65 巻 11 号 p. 14-27
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本論文は、インドネシア国立図書館に保存されてきた日本占領期の日本語図書群について、その成立過程と読者との関係を研究したものである。戦前戦中のインドネシアにおいて、日本の出版物が享受されていく経路やその変化を調査し、明らかにした。また、それら出版物の流れと、同図書館の蔵書群とを比較検討し、これら蔵書は、占領期に現地で日本語図書館を作っていく計画のもと、当時の新刊図書を中心に収集されていた書籍類がもととなっていることを明らかにした。
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