立正大学
2017 年 66 巻 10 号 p. 2-12
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出雲市大社町の手錢記念館には、大社俳壇に関する重要な資料が残されている。とくに、京都岡崎の空阿から去来系の伝書を授けられて出雲に帰国した百蘿の俳論書を検討することで、近世中期における俳人の師弟関係が、教わる側の積極性や、教える側の合理性や具体性において優れた面を持っていたことを明らかにした。また、以上の検討により、百蘿を典型的な中興期俳人として評価することが可能であると指摘した。
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