日本観光学会誌
Online ISSN : 2436-7133
Print ISSN : 1341-8270
早池峰ダム周辺整備に関する多元的評価主体の意識について
安藤 昭大泉 剛佐々木 栄洋赤谷 隆一
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

1998 年 32 巻 p. 34-46

詳細
抄録
近年, ダム建設に伴って創出される巨大な水辺空間が, 観光資源として期待されてきている。しかしながら, ダム周辺環境整備の際に行われる意識調査は, 主に地域住民に関する意識調査であった。ダム周辺地区を観光の視点から整備する場合には, 地域住民に加えて観光客やレクリエーションを目的に訪れる人々等, 多元的な評価主体に関する意識調査を行うことが望まれる。 本研究は, ダム周辺環境整備に伴う意識調査の評価主体として多元的評価主体, つまりダム周辺地区住民である定住者, 観光・レクリエーション目的で訪れる人々である来訪者・転出者の3評価主体を設定し, これらに対して意識調査を施し, ダム周辺環境整備に関する各評価主体の意識の差異を定量的に明らかにしようとしたものである。
著者関連情報
© 1998 日本観光学会
前の記事 次の記事
feedback
Top