工業化学雑誌
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昇,温型ガズケロマトグラフィーの理論的考察
山崎 秀郎
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1961 年 64 巻 5 号 p. 757-759

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抄録

昇温型ガスクロマトグラムのピークの特性を統計的な量により記述することにより理論的な考察を行なった。本理論により定温度型のクロマトグラムでの保持時間またはピーク幅の対数と同系列の化合物の炭素数との間には直線性が認められるが,昇温型ガスクロマトではこれらの量そのものと炭素数の間に直線性のあることを適当な近似の下に導くことができる。更に実際上使用されているパックドおよびキャピラリーカラムについての実験結果についても考察を行なった。

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