1962 年 65 巻 5 号 p. 807-811
酢酸ビニルの連続粒状重合において粒度分布に及ぼす機械的かきまぜの効果について検討した。まず,粒子の浮遊に及ぼす影響を調べた結果,粒子直径が小さく,重合速度が速いほど浮遊速度は小さい。つぎに粒度分布に及ぼすかきまぜの効果を検討したところ,かきまぜ速度が速いほど均一で細かい粒子が得られ,カキマゼ翼はその位置によってそれぞれ適した形状が選ばれなければならない。さらに重合粒子の沈降について理論的に考察し,またその沈降速度の不規則性について考察した。
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