工業化学雑誌
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ペーパークロマトグラフィーによるブロミン酸の分析
中原 達晃出原 正孝北原 新哉檜山 八郎
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1964 年 67 巻 1 号 p. 54-57

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抄録

ブロマミン酸は主なる不純物として未反応の1-アミノアントラキノン-2-スルホン酸を含んでいるが,両者はいずれも着色(橙~赤橙色)しているので,ペーパークロマトグラフィーによって分離後比色定量する簡便な方法について検討した。その結果,試料を1%塩酸を展開剤として下降法によって長時間(15~16時間)展開し,両者を互に分離後ピリジン水溶液で抽出し,光電比色(主波長460mμのフィルター使用)することによって簡便に,しかも精度よく両者を定量することができた。

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