工業化学雑誌
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四塩化チタン-トリエチルアルミニウム系触媒による4-メチルペンテン-1の重合
新 祐治
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1964 年 67 巻 4 号 p. 612-616

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抄録

四塩化チタン-トリエチルアルミニウム系触媒による4-メチルペンテン-1の重合をしらべた。重合条件と重合体のアイソタクチック度および平均分子量の関係を検討した。重合速度は触媒成分のモル比(Al/Ti)約2および60℃ でもっとも大きい。固体重合体中のn - ヘプタン不溶部の比率はモル比( A l / T i ) 1 ~ 6 の範囲で小さいほど大きい。重合率x と重合時間tの間には,触媒活性の時間的低下を考慮して導いた式
ln(1-x)=k(t01/3-t1/3)(t0:触媒成分混合後重合開始までの時間,k:定数)が成立つ。触媒を30℃ で熟成することによって,得られる重合体のn-ヘプタン可溶部の量が減少する傾向がある。

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