工業化学雑誌
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アミノ酸,ペプチド,酵素の自動分析
駒野 照弥奥山 典生
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1969 年 72 巻 2 号 p. 465-470

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抄録

生体成分の分離分析を目的として,アミノ酸,ペプチド,酵素の自動分析に関する研究-とくに発色系の検討を行なった。アミノ酸,ペプチド類では,アミノ基の反応としてトリニトロベンゼンスルホン酸法,グアニジノ基の反応として坂口反応,イミダゾール基の反応としてパウリ反応,チオエーテル基の反応としてトリナトリウムペンタシアノアンミンフェロエート反応,インドー,ル基の反応としてエールリッヒ反応を行なった。
一方,酵素反応の自動分析の例としては,加水分解酵素としてp-ニトロフェニルリン酸を用いてホスファターゼの活性測定を,酸化還元酵素としてO-ジアニシジン-ペルオキシダーゼ法によりジアミン酸化酵素の活性測定を行なった。これらについて,自動分析の流路図とその結果を報告する。

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